成田山新勝寺を少し散歩してきた①
スピリチュアルを感じたい
真夏の昼下がり、コメダ珈琲にて、Youtubeで般若心経を聞き流しつつダラダラと呪術廻戦を読んでいた僕の脳裏にそんな思いがよぎった。もしかすると第六感的なものが覚醒したのかもしれない。人生とは突然の連続である。
どこへ行こうか、そんなことを考えつつコーヒーを飲んでいるとコメダ経験者なら知っているであろう例の豆菓子の残骸が目に入った。
豆菓子…豆まき…
そうだ、成田山に行こう
そうして僕は遠く成田まで車を走らせたのだった。
※成田山新勝寺では毎年節分に著名人が豆まきをしてることで有名、今年はコロナで著名人はいなかったらしいけど。
車を小一時間走らせて到着、駐車料金は800円と若干強気だがそれもまた一興。おっちゃんが僕の800円を観光地保全に使ってくれることを願う。間違っても駅前のピンサロとかでは使わないでくれ。
3分ほど歩くと入り口が見えた。
めっちゃきらびやか、なんで木造建築と金色ってこんなに相性が良いのか。興奮してきたな。
中に入るとドライフルーツが売られていた、カラフルで美味しそうだ。これが和洋折衷ってやつか。
さっきの入口を後ろから、両サイドの灯篭たちが踊って僕らを歓迎してくれているみたいだ。
デカい提灯をくぐると…
なんて良い景色なんだ。石橋と石段の構図、木々の緑、木々と太陽光がつくる影絵はまるで天然の万華鏡、全てが僕好みの景色過ぎる。ずっとこのまま観ていたいと思った。35℃とかいう外気温さえなければ。
石橋の下にはしっかりと池があり、カメが数匹住んでいた。カメの形をした石の上には大量のお賽銭が載っていて甲羅がデコられているようだ。
石段を上がると…
うーん、荘厳。コロナで参拝客が減ったことでその厳格さがより一層引き立っている。緑青屋根と青空とのコントラストもまた良い。これは来て良かった。寺特有の線香の香りがさらに僕のテンションを上げる。
※緑青:銅がさびたもの
入って右手側には三重塔があった。いつも思うけど塔の内部ってどうなってるんだろうね。
大本堂内部は撮影禁止だった為、記事最後にリンクを貼っておく。
大本堂内部は一言でいうと「圧巻」。なんかもう入った瞬間に空気が違った、空調が効いてるからっていうものあるだろうけどそれでも違う気がした。百聞は一見に如かず、実際に行って体験してみるのが良いだろう。もちろんコロナ対策を万全にして。
お坊さんが生で詠むお経は迫力が違うね、Youtubeとは比べ物にならない。でもスピーカーから爆音読経が流れてるのはちょっとシュールだったな。
堂内では何かを燃やしながらお坊さんが爆音読経をしていた。堂内はやや暗めなのでとても綺麗だった。調べたところ、どうやらこの火は『御護摩祈祷』という儀式らしい。なんでも御護摩の炎という火の中に護摩木という特別な薪を投入することで、願い事を清めて成就を祈願するんだとか。
大本堂の裏手にはたくさんの青銅像が設置されていた。説明看板によると彼らは不動明王の眷属らしい。一体一体の顔がとにかく怖くて強そう、僕なんかが戦ったら腹パン一発でのされそうだ。
神聖な場所の水ってやたらと美味しそうだよね。実際飲んだらお腹壊すだろうけど。
成田山新勝寺を少し歩いてきた②に続く